ゲイリー・ベル役 ライアン・カートライト インタビュー
「番組の関係者は自閉症についてきちんと調査して、ゲイリーのキャラクターを作り上げていったんだ。役作りの期間が1ヵ月半あったから、神経学者オリヴァー・サックス博士の著書など本はたくさん読んだし、ドキュメンタリーを何本も観たし、自閉症の人のブログも読んだ。それからゲイリーに電磁波の波長がどう見えるのかなどを自分の中で決めていったんだ。自閉症の人たちには親切にしてもらったよ。彼らはゲイリーの存在を楽しんでいる。ゲイリーにはユーモアのセンスがあって、彼の面白い面を引き出せたと思うよ。
シーズン1の収録では僕が戸惑わないよう、番組のスタッフはどんな視覚効果を足すか、事前に見せてくれたんだ。それからは打ち合わせで自分がどう手を動かすか説明し、その動きに合うよう視覚効果を入れてくれてやりやすくなったね。
最初ローゼン博士は、ゲイリーの父親のような存在だったけど、シーズン2では彼らの関係に変化が起きる。あと、ゲイリーは家を出てオフィスに引っ越すなど自立を望む一方、シーズン1でのアナとのつらい別れを引きずっている。彼の新しい一面が見られるよ。
(レイチェル役の)アジタ(・ガニザーダ)が僕を面白いって言ったの?(笑)こんなことがあったな。シャワーを浴びたゲイリーがタオル1枚だけ着けて歩く場面でレイチェルが「ゲイリー何やってるの?」と尋ねるので、うめきながら「タオルをとったら僕の果実が見えちゃう」ってアドリブで答えたんだけど、「果実だって?」ってみんな大笑いするから、「いつもそう呼んでる」ってまた答えて(笑)。この時アジタは確かに笑っていたね(笑)。
(英国出身だが)米国映画が大好きで、『グーニーズ』とか他のスティーブン・スピルバーグ関係の映画をよく見たよ。そこには大勢の素晴らしい俳優がいて、彼らと一緒に仕事をしてみたかった。ハリウッドではたくさんオーディションを受けたけど、『ALPHAS/アルファズ』で僕の夢はかなったよ」